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建築設備設計の現場で求められるスキルとキャリアパス

  • 執筆者の写真: design H
    design H
  • 4月13日
  • 読了時間: 5分

更新日:3 日前


建築設備設計の現場で求められるスキルとキャリアパス
建築設備設計の現場では、専門性の高いスキルと実務経験の両方が求められます。しかし、「どんなスキルが必要?」「資格は取るべき?」「将来はどんな道があるの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。本記事では、初心者でも理解できるように、建築設備設計者に必要なスキルから資格、キャリア形成のステップ、年収の目安までを具体的に解説します。
 


 



建築設備設計者に必要な基本スキル

建築設備設計者として現場で活躍するには、大きく3つのスキルが求められます。まずは「図面作成スキル」、次に「法令・基準の理解力」、そして「コミュニケーション力」です。設計は1人で完結するものではなく、建築士、構造設計者、現場監督など多くの関係者と協力しながら進めます。


また、省エネ法や建築基準法などの法令に従った設計が求められるため、専門知識だけでなく「学び続ける姿勢」も重要です。初心者はまず、CAD操作や図面の読み書きを通して基本を習得し、徐々に設計者としての感覚を養っていくことが大切です。



図面作成・CAD/BIM操作スキル

図面作成は設備設計の基本中の基本です。初めは2D CAD(AutoCADなど)を使って配管や配線の図面を描くことから始まります。最近では、3Dで設備を可視化できる「BIM(Building Information Modeling)」の活用が進んでおり、RevitArchicadといったソフトの操作スキルも重要になっています。


BIMは、意匠・構造・設備の図面を一体化して管理できるため、設計ミスや手戻りを減らす効果があります。操作に慣れるまで時間はかかりますが、将来性の高いスキルなので、早いうちから習得しておくのがおすすめです。

図面作成・CAD/BIM操作スキル


法規・基準の理解力

建築設備の設計は、法令や技術基準に厳しく準拠する必要があります。たとえば「建築基準法」では非常用電源の設置が義務づけられており、「建築物省エネ法」では冷暖房や給湯設備のエネルギー効率にも基準があります。


このような法規を理解せずに設計すると、申請が通らないばかりか、工事のやり直しや安全性の問題にもつながります。初心者はまず、国土交通省の設計基準やガイドラインを読み、実務の中で少しずつ覚えていくことが大切です。最新法改正にも対応できるよう、継続的な学習も求められます。

法規・基準の理解力




資格・キャリアアップの道

建築設備設計者としてキャリアアップしていくには、実務経験に加えて資格取得が有効です。資格があると業務の幅が広がり、信頼や報酬面でも優遇されやすくなります。また、一定の資格を持っていないと設計・申請業務に携われないプロジェクトもあります。


特に注目されるのは、「建築設備士」や「一級建築士」といった国家資格です。これらは難関ですが、設備設計者としてステップアップを目指すうえで大きな武器になります。また、実務での「マネジメント能力」も重要で、現場をまとめるスキルは高く評価されます。



建築設備士・建築士などの資格

建築設備士は、設備設計に特化した国家資格で、2年以上の実務経験があれば受験できます。合格すれば建築確認申請における設備設計の「専任技術者」として名を連ねられるため、信頼性が高まります。


また、一級建築士を取得すれば、建築全体を統括する立場になれるため、設備設計だけでなく、設計全体のリーダーとして活躍できるようになります。その他、電気主任技術者や管工事施工管理技士など、関連資格もスキルアップには有効です。

建築設備士・建築士などの資格

現場経験とマネジメント能力

どんなに知識や資格があっても、現場での実践経験がなければ真に信頼される設備設計者にはなれません。設計通りに工事が進まないことも多く、現場とのやり取りで学ぶことは非常に多いです。


さらに、プロジェクトが大きくなると、設計者が複数のスタッフや施工業者をまとめるマネージャー役を担うことも。予算管理やスケジュール調整、施主とのやりとりなど、「設計+マネジメントスキル」の両立ができる人材は非常に重宝されます。

現場経験とマネジメント能力



キャリア形成のステップと年収目安

建築設備設計のキャリアは、通常、アシスタント→設計担当→主任技術者→マネージャー(または独立)というステップを踏みます。入社1~3年目はCAD操作や補助業務が中心ですが、5年を過ぎると顧客対応や設計全体を任されることも。


年収は地域や会社の規模によって差はありますが、20代後半で400万~500万円、主任レベルで600万~800万円、マネージャーや独立後は1,000万円超えも可能です(※国土交通省「建築士等実態調査」より)。技術とマネジメント力を両立できれば、長く安定して働ける職種です。

キャリア形成のステップと年収目安



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